2022年
H910mm×W727mm
個人蔵
副題は「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」(キリスト教の創世記2章18節)からの抜粋です。
コロナ禍に入り、孤独を感じる時間が増えた昨今。そのような中でも人との繋がりを少しでも続けていくことが心の健康に繋がる、現在を生き抜く一つの手段のような気がしました。それはビデオ電話やSNSであり、そこでは昨日まで他人だった人とも知り合えたりもします。
上記のようなことを思考しながら、コロナ禍の日常の人々をドローイングしていると、人々の残像は眼前で重なり、歪な生命体のように感じました。これは誰かでありあなたであり私自身でもある、とも言えるかもしれません。人と人の繋がりを具現化するように描きました。